ヴィヴィアン・ガールズでベースを担当していたケイティ・グッドマンのソロ・プロジェクト。バンド解散後初となるこの新作では〈レスリー・ゴーア×ブラック・フラッグ〉をめざしたそうで、なるほど、60sポップスやフォーク色の濃い持ち前のギター・ポップ・サウンドが俄然パワーアップ。失恋体験を反映させた前2作のメランコリックな作風から一転し、溌剌とした歌の数々が彼女の新たなスタートを印象付けている。 元ヴィヴィアン・ガールズのベーシストとして知られるアメリカ人女性アーティスト、ケイティ・グッドマンが2010 年からスタートしたソロ・プロジェクトLa Sera(ラ・セラ)。4枚目となる本作は、2014年の前作『Hour of the Dawn』の共同プロデューサー兼ギタリスト、そして2015年秋にケイティーと結婚したトッド・ワゼンベイカーが正式メンバーとして加わり、デュオとして共同作曲を行ったアルバム。